火災も気候変動の原因の一つ!?

発表日:2009.04.23

火災は気候変動に大いに寄与しており、森林火災だけでも、人間活動によるCO2排出量増加の5分の1を占めているとする論文が2009年4月24日付け「サイエンス」誌に発表された。これは、タスマニア大学のボウマン氏ら22名の研究者によるもので、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に対し、地球規模の気候変動の評価に火災を加えるよう呼びかける。論文では、火災によって発生するCO2以外にも、メタンや、煙に含まれるエアロゾル粒子、黒く焦げた地形の反射率の変化等が大気の変化に影響し、結果として莫大な経済・環境・医療コストにつながると指摘。また、多湿な熱帯など、通常は火災が見られない地域で森林火災が多発している状況を踏まえ、気候変動で激化しつつある火災のフィードバック(土地の被覆の変化、外来種の侵入といったバイオマス全体に関する問題)への適応の必要性も訴えている。論文は、火災は地球の炭素循環と気候にとって重大だが、我々はその規模を無視しすぎていると結論付けている。

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