イギリス自然環境研究会議(NERC)は、2018年に顕在化すると予想される、自然界に影響を与える15の新たな環境の傾向と脅威をまとめた報告書を公表した。重大な問題の解決に環境科学者らが的を絞り、チャンスを最大限に活かすことができるように、多様な専門家や研究者を集めて、あまり知られていないが正負いずれかの大きな影響がありそうな課題を抽出した。その結果、1)魚類や鳥類のビタミン不足に起因する個体数減少、2)シカの慢性消耗病伝播リスク、3)氷の融解による古い病原体への感染リスク、4)新たなRNA農薬、5)害獣防除のための遺伝子編集、6)漁業用深海レーザーの利用、7)大気中の水の採取、8)植物の耐塩性向上、9)大量の言語データの分析と利用(カルチャロミクス)、10)地球規模の鉄循環の変化、11)土壌の炭素排出量の過小評価、12)青海チベット高原の急激な気候変動、13)地球表面の44%を占める公海の共同保護活動、14)中国の一帯一路構想、15)次世代通信網による電磁波増加の生物への影響、の15項目が挙げられた。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 感染症 | 自然環境 | 炭素 | 環境影響 | 動植物 |
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