中国科学院(CAS)は、2015年に国家レベル海洋実験室として稼働している青島海洋科学・技術国家実験室(QNLM)が、アメリカ大気研究センター(NCAR)・テキサスA&M大学と共同で、気候変動研究所の設立を共同で推進していると発表した。新設しようとしている研究所の名称は「高分解能地球システム予測国際研究所(iHESP)」で、青島とアメリカの双方に拠点を置き、地球システムのシミュレーションと予測に特化した研究を実施するという。iHESPが設立されれば、オーストラリアのホバートに設置した南半球海洋研究国際センターに次ぐ、2つ目の国際研究所建設事例となる。