国連環境計画(UNEP)は、キガリ冷却効率計画(K-CEP)、エコ・ビジネスと共同で、東南アジアの持続可能な冷房について協議するASEAN冷房サミットを開催した。同サミットでは、エネルギー効率の高い技術の導入促進、財政上の障害の除去、気候に優しい冷却装置の必要性に関する意識啓発について検討がなされた。東南アジアでは、経済成長と人口増加により冷房の需要が拡大しているが、その冷却装置に使用されているハイドロフルオロカーボンなどの強力な温室効果ガスが問題となっている。エネルギー効率を改善すると同時に、これらのガスを持続可能な代替ガスに移行させることは、消費者と政府双方のコストを削減し、東南アジアの人々と経済に恩恵をもたらすという。同サミットでは、エネルギー効率の高い冷房設備への切り替えによるASEAN加盟国の年間のエネルギー節約量が、石炭発電所50基分の年間発電量に相当することも明らかにされた。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 東南アジア | エネルギー効率 | 国連環境計画 | UNEP | 冷房 | ASEAN | 冷却 | ハイドロフルオロカーボン |
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