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 アメリカ海洋大気庁、2018年のエリー湖西部の有害藻類ブルームは前年比で縮小と予報

発表日:2018.07.12


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2018年夏季のエリー湖西部の有害藻類ブルーム(HAB)が2017年より小規模になるとの季節予測を発表した。ブルームのバイオマスに基づく発生強度指数では2017年は8だったのに対し、2018年は6(5~7.5)となる。ただし、大規模なブルームの毒素は小規模のブルームほど濃縮されず、ブルームの規模と毒性は必ずしも一致しないという。近年、ブルームは7月末~8月初旬以降に発生している。ブルームを形成するシアノバクテリアは通常、水温が華氏65~70度の6月中旬に増殖し始めるが、2018年は5月最終週に流域で70度に達し小さなブルームが発生した。NOAAは季節予測のほか、発生期間中にHAB速報を週2回発表、また、2017年から新地球観測衛星Sentinel-3aのデータを利用し、従来のHAB予測より10倍詳しい観測が可能になっている。エリー湖が提供する財・サービスは経済を促進しており、NOAAは引き続き関連機関等と協力し、地域に正確な予測を提供していくという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 水・土壌環境
キーワード バイオマス | アメリカ海洋大気庁 | シアノバクテリア | エリー湖西部 | 有害藻類ブルーム | 発生強度指数 | 新地球観測衛星
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