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 欧州化学物質庁、化学物質データベースの機能を強化

発表日:2019.07.03


  欧州化学物質庁(ECHA)は、化学物質データベースの機能を強化した。化学物質ごとの情報ページ(インフォカード)の発がん性等の懸念特性欄の機能を拡張し、特性による検索を容易にした。規制状況欄は、関連の法制度ごとに簡単な説明を付した規制項目を一覧にし、各項目は展開可能にした。識別情報欄には、加盟各国語の翻訳名を初めすべての公開識別情報を掲載した。重要なデータセットを迅速容易に閲覧できるように、ブリーフプロファイル(物質特性情報)、REACH登録化学物質ファクトシート、分類・ラベル表示(C&L)インベントリー、殺生物剤データ、公的活動調整ツール(PACT)へのリンクボタンを配置した。新たにナノマテリアル形状欄を設け、ナノ形状で流通する化学物質にアイコンを表示し、EUナノマテリアルオブザーバトリー(EUON)へのリンクを開いた。高度な検索機能も再構成し、大規模事故災害防止指令(セベソ指令)のデータも検索対象に含めた。また、REACH登録データは自動的にOECDのeChemPortalにリンクされるようになった。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) ニュースリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質 環境総合
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | 発がん性 | データセット | 化学物質データベース | ナノマテリアル形状 | EUナノマテリアルオブザーバトリー | 大規模事故災害防止指令 | REACH登録データ | eChemPortal
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