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 欧州化学物質庁、2019年のREACH登録一式文書の審査実績は50%増

発表日:2020.02.26


  欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づき、登録一式文書(ドシエ)及び物質の評価作業に関する2019年進捗報告書を発表した。2019年のREACH評価共同行動計画の採択以降、ECHAはドシエの評価プロセスを加速してきたが、2019年に実施したドシエの要件適合性に関する審査は301件(対象化学物質274物質)で、2018年実績を50%上回った。適合性審査は、主として遺伝毒性、発がん性、生体内蓄積性等懸念物質特定のための情報要件が満たされていることを確認するために実施される。また、物質の識別等特定課題のためのターゲット審査を2019年は89件(対象化学物質64物質)実施した。2009~2019年に登録されているドシエの15.5%、1000以上の化学物質について適合性審査を終えた。2019年以降、これまでリード登録者についてのみ実施されてきた適合性審査は、該当する化学物質の共同登録者全員についても実施され、不適合ドシエに関するECHAの決定草案は登録者全員に通知される。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) ニュース REACH評価共同行動計画 ECHA 評価進捗
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 欧州化学物質庁 | 発がん性 | REACH規則 | ドシエ | 登録一式文書 | REACH評価共同行動計画 | 遺伝毒性 | 生体内蓄積性 | 適合性審査
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