欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づく登録化学物質に対する規制措置の現状を分類し、登録化学物質21000件すべてについて所属分類を記載したリストを公表した。分類は、1)規制的リスク管理実施中、2)規制的リスク管理検討中、3)データ不足、4)現状で十分、5)未分類、の5グループである。たとえば、ホルムアルデヒドは、各種登録番号、トン数帯、インフォカードリンク先とともに「規制的リスク管理検討中」と記載されている。ECHAは、2019年4月に登録化学物質全体を5グループに分け、規制措置実施状況を示す図を「ケミカル・ユニバース」として発表したが、今回は個々の化学物質について規制措置の現状を示した。まだ90%の化学物質が未分類であるが、2027年までに登録化学物質すべてについて作業を終える。ECHAは、リストは当局の優先順位決定の円滑化と透明性確保を目的としており化学物質の安全性を示すものではないことと、分類は流動的であることに注意を促し、インフォカードによる情報取得を呼びかけている。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) ニュース 化学物質分類の詳細 リスト(XLS) |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | 化学物質 | ホルムアルデヒド | 欧州化学物質庁 | REACH規則 | ケミカル・ユニバース | 所属分類 |
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