欧州化学物質庁(ECHA)は、プラスチック産業界の協力を得て、EUでプラスチック添加物として大量に使用されている化学物質400種を調査し、ウェブサイトで公開した。公開情報は、EUの化学物質規制であるREACH規則により登録されている年100トン以上製造又は輸入されている化学物質の、用途(抗酸化剤、帯電防止剤、難燃剤、核形成剤、可塑剤、顔料、熱安定剤、紫外線・光安定剤等)、添加されるポリマーの種類及び標準的濃度である。また、既存のモデルを利用して、添加物の環境中への放出可能性を推定し、添加物間の放出可能性の相対比較を可能にした。同じ用途の添加物の放出可能性を比較することによって、より安全な代替物質を選択できる。ECHAと加盟国は今回の使用と放出に関する情報と既存の有害情報を利用して、今後優先的に調査すべき物質を特定する。企業は優先してREACH登録情報を更新すべき物質を特定し、サプライチェーンの下流に伝達すべき安全利用のための情報を改善する。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース 添加物の放出可能性の相対比較について |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | EU | 欧州化学物質庁 | 化学物質規制 | サプライチェーン | REACH規則 | プラスチック産業 | プラスチック添加物 | 有害情報 | REACH登録情報 |
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