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 アメリカ環境保護庁、鉛を含む粉塵から子供たちを守るための規制強化を提案

発表日:2020.06.17


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、鉛による有害な影響から子供たちを保護するために、1978年以前に建設された住宅や保育施設で使われていた鉛系塗料の除去作業後に、床や窓辺に粉塵として残留する鉛の量を減らすための規制を強化する提案を発表した。同提案は、1平方フィート(0.09平方メートル)当たりに含まれる鉛の量を、床の粉塵は40マイクログラムから10マイクログラムに、窓辺の粉塵は250マイクログラムから100マイクログラムに引き下げるものである。鉛を含んだ塗料が欠けたり、剥がれたりすることで生じる粉塵は、子供の血中鉛濃度上昇の最も一般的な原因のひとつである。同庁は、飲料水中の鉛濃度の規制強化も既に進めている。鉛が体内に蓄積すると、子供たちの健康と安全に脅威をもたらし、不可逆的で生涯にわたる健康被害を引き起こす可能性があるが、特に低所得コミュニティの子どもたちに影響を与えるという問題を有する。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 塗料 | 鉛 | アメリカ環境保護庁 | 健康被害 | 粉塵 | 血中鉛濃度 | 鉛系塗料 | 飲料水中鉛濃度 | 低所得コミュニティ
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