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 アメリカ環境保護庁、PBDEs等5物質の新規利用について届出義務化を提案

発表日:2012.03.20


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、有害物質規制法(TSCA)の下、化学物質5種類の新規の利用についてEPAへの届出を求める規則を提案した。対象となる物質は、ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs)、ベンジジン染料、短鎖塩素化パラフィン、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)、フタル酸ジ-n-ペンチル(DnPP)で、これらは塗料、インク、繊維染料、難燃剤、可塑剤等に使われてきた。提案された規則は「重要新規利用規則」(SNUR)とよばれるもので、同規則で指定された新規利用のためにこれらの化学物質を製造、輸入、加工しようとする者は、その利用開始より90日以上前にEPAに届け出ることが求められる。これにより、EPAは、実施前に新しい利用方法を評価することができ、必要であれば、その活動を禁止または制限することも可能になる。さらにEPAは今回、PBDE類について、人・環境への影響に関する試験を義務づける規則も加えて提案した。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 塗料 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 有害物質 | 難燃剤 | PBDEs | 臭素 | HBCD | 新規利用 | 届出義務化
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