国立科学財団、樹木のCO2吸収能力が温暖化で低下すると報告

発表日:2020.07.07

国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、北米西部で良く見られるダグラスモミ(ベイマツ)は、気温上昇が続くと将来、大気中からの二酸化炭素吸収量が減少し、炭素吸収源として気候変動を遅らせる役には立たなくなることを、年輪の幅と気候の関係性を基にした分析で明らかにした。年輪の幅が狭いことは、樹木が大気から吸収する二酸化炭素の量が少ないことを意味する。ダグラスモミは北米西部の針葉樹林の象徴的な存在であり、ニューメキシコ州南部の山々から、太平洋岸北西部の温帯雨林、ロッキー山脈の極寒の山頂に至るまで、様々な場所に分布している。これまで森林は二酸化炭素を吸収することで気候変動を緩和してきたが、気温が上昇し続けて干ばつによるストレスの影響を受けるようになると、不安定な炭素排出源になる可能性がある。

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