欧州化学物質庁(ECHA)は、2013年にEU理事会が打ち出した「2020年までの高懸念物質(SVHC)ロードマップ」の一環として、現在知られているSVHCをすべて特定し、認可対象物質の候補リストに登録したと発表した。SVHCは、CMR物質(発がん性、変異原性、生殖毒性を持つ)、PBT物質(難分解性、生体蓄積性、毒性を持つ)、PBT/vPvB物質(極めて残留性や生体蓄積性の高い物質)、内分泌かく乱性を有する物質や感作性物質と同等レベルの懸念を有する化学物質で、211の物質が同候補リストに含まれている。同ロードマップは懸念を有する新たな化学物質を効率的に特定することを目的としており、潜在的な懸念を有する約220の化学物質についてこれまでにリスク管理オプション分析(RMOA)を実施し、そのうち約80%でさらなる規制措置の必要性を確認した。同ロードマップで化学的に類似した物質のグループに焦点を当てたことで、懸念される新たな化学物質が特定される時間を短縮した。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | EU | 欧州化学物質庁 | 高懸念物質 | SVHC | CMR物質 | PBT/vPvB物質 | PBT物質 | 内分泌かく乱性を有する物質 | 感作性物質と同等レベルの懸念を有する化学物質 |
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