国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2015年9月に国連認証カーボンオフセットの取引プラットフォームが始動して以来の購入・取消が200万認証排出削減量(CER)に達したと発表した。CERは、UNFCCCのクリーン開発メカニズム(CDM)によって削減可能となった温室効果ガス(GHG)排出量について、途上国の排出削減プロジェクトから発行される排出削減単位(クレジット)である。1 CERは、削減、回避、吸収されたGHG排出量1トンに相当する。個人、企業、団体は、同プラットフォームを閲覧することができ、貢献したいプロジェクトがあればCERを購入し、すぐにそのCERを取消してGHG排出量を相殺したり、あるいは温暖化対策を支援したりすることができる。200万CERの取消は、約200万ドルの気候変動投資に相当し、個人や組織が選択したCDMプロジェクトに直接投資されることになるため、より多くの人に役割への参加が求められている。