欧州委員会のポトチュニック環境委員らは、欧州化学物質庁(ECHA)を訪ね、EU化学物質規則REACHよる化学物質管理及び高懸念物質(SVHC)管理に関する成果を確認した。11月末に迫った、高生産量化学物質のREACHへの登録期限に向けて、特に中小企業の登録手続きの簡略化が進んでいることを評価。欧州委員会や業界団体の代表からなるグループによる、産業界の準備状況のモニタリングも行われている。さらに、難分解性・生物蓄積性・毒性物質(PBT)、難分解性・生物蓄積性の高い物質(vPvB)の登録・承認のための基準の設定(附属書XIIIの改正)や、SVHC候補リストに新たに106種類の物質を追加するためのロードマップの作成について合意がなされた。SVHC承認ガイドラインについては、間もなくECHAから示される予定。ポトチュニック環境委員らは、REACHは、ヒトの健康や環境を保護する一方、イノベーションを推奨し、競争力を強化するなど重要な役割を果たしていると評価している。
情報源 | 欧州連合(EU) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州連合(EU) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 欧州委員会 | 毒性 | REACH | 高懸念物質 | 難分解性 | 生物蓄積性 | PBT | 化学物質規制 | SVHC | 欧州連合 |
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