欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則の対象となる高懸念物質(SVHC)の候補物質リストに、非常に残留性が高く生物中に蓄積しやすいペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)を追加した。また、ビスフェノールA(BPA)とフタル酸4種も、内分泌かく乱作用があるとして登録内容を更新した。PFHxSが属するペルフルオロアルキルスルホン酸類(PFASs)の化学物質は、すでにいくつかがSVHCに指定され、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOA)と関連物質は規制されている。BPAは生殖毒性を理由に候補物質リストに掲載済みだが、懸念理由に内分泌かく乱作用が追加された。フタル酸ベンジルブチル(BBP)、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジイソブチル(DIBP)の4物質についても内分泌かく乱作用が認定されたため登録内容が更新された。以上により、候補物質リストは174物質になった。リストに掲載された物質を使用する企業は、顧客や消費者への情報提供、ECHAへの報告などを義務づけられる。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | SVHC | ビスフェノールA | フタル酸 | 内分泌かく乱物質 | BPA | ペルフルオロヘキサンスルホン酸 |
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