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 欧州化学物質庁、有害化学物質を高懸念物質リストに追加

発表日:2023.01.17


  欧州化学物質庁(ECHA)は、その危険な特性から、9物質を認可対象候補の高懸念物質リストに追加した。これらの化学物質は難燃剤、塗料やコーティング剤、インクやトナー、可塑剤、パルプや紙の製造などに使用されている。同9物質が同リストに追加された理由としては、生殖毒性、内分泌かく乱作用、難分解性、生物濃縮性、発がん性などがある。同リスト収載物質を含む製品の供給者は、安全データシートを顧客に提供しなければならない。また、重量比0.1%以上の濃度の同リスト収載物質を含む成形品の供給者は同庁に通知する義務があり、この通知は同庁のデータベース(SCIP)で公開され、消費者は購入する製品に高懸念物質が含まれているかどうか供給者に問い合わせる権利がある。なお、これらの物質は将来、認可対象物質リストに収載される可能性があり、収載された場合、企業が認可を申請し、欧州委員会がその使用を継続することを許可しない限り、その物質の使用は禁止される。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) ニュース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 塗料 | 欧州化学物質庁 | 難燃剤 | 生殖毒性 | 難分解性 | 内分泌かく乱物質 | 使用禁止 | 高懸念物質リスト | コーティング剤 | SCIP
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