アメリカ環境保護庁(EPA)は、有害化学物質排出目録(TRI)に基づく報告対象となる化学物質のリストに、16種類の化学物質を追加することを提案した。このプログラムで追加が行われるのは、10年以上ぶりのこと。TRIは、特定の産業施設や連邦施設が毎年報告する、有害化学物質の排出や廃棄物処理事業に関する情報をとりまとめたデータベースで、「緊急計画及びコミュニティの知る権利に関する法律」の一部として1986年に構築された。EPAでは、今回、追加する化学物質について、研究成果のレビューに基づき、発がん性が懸念されると結論づけた。これらの物質のうち、4種類は、多環芳香族化合物(PAC)のカテゴリーへの追加が提案されている。EPAでは、今回の提案について、連邦官報に掲載後、60日間にわたって、パブリック・コメントを募集する予定。なお、TRIには、米国内の2万2000ヶ所以上の産業施設から排出される、約650種類の化学物質等に関する情報が含まれている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 廃棄物処理 | 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 目録 | 有害 | 発がん性 | TRI | 多環芳香族 | PAC |
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