2011年アースデイを前に、アメリカ環境保護庁(EPA)は、環境配慮設計(DfE)のラベル表示を認定した製品が2500品目を超えたと発表した。DfEラベルは、発がん性、生殖毒性、発達毒性等の懸念のある化学物質をいっさい含まない製品に表示され、着色料や香料といった微量成分も、安全性検査の対象となる。表示認定に当たっては、その製品が可能な限り最も安全な成分を使用していることを確認するため、EPAが科学的評価を行っているという。また、EPAは、DfE表示製品のメーカーに対し、製品ラベルやウェブサイト等を通じ、企業秘密を除くすべての成分を開示するよう求めるとともに、製品のライフサイクルを通じた要件として、持続可能な素材を用いた包装や、揮発性有機化合物の使用制限を求め、これらの要求を、新製品については即時に、また既存の製品にも段階的に適用するとしている。DfEラベルは、汎用洗剤、洗濯用・食器用洗剤、排水管保守剤、自動車・船舶用品等に付与され、DfEラベル認定製品を使用することで、人の健康や環境に悪影響を及ぼすおそれのある化学物質への暴露を大幅に低減できるという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 環境配慮設計 | 化学物質 | ライフサイクル | DfE | アメリカ環境保護庁 | EPA | 発がん性 | 生殖毒性 | ラベル | 発達毒性 |
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