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 カナダ政府、環境に配慮した次世代の建物に関する研究に投資

発表日:2010.04.16


  カナダ政府は、建物の建設と冷暖房から排出される温室効果ガスの削減に役立つ研究プロジェクトへの投資について発表した。このプロジェクトは、環境に配慮した設計により、建物の建設と冷暖房で排出される温室効果ガスの75%削減を目指すもので、カナダなど7ヶ国が参加するアジア太平洋パートナーシップ(APP)の資金提供のもと、オカナガン科学技術評議会(OSTEC)とオカナガン大学が協力して実施している。カナダ政府は、環境に配慮した次世代型建物として、建物のエネルギー消費量を上回る分のエネルギーを生産し、温室効果ガスについても排出量を上回る吸収が可能な建物が実現することは非常に価値があり、積極的に支援するという見解を示した。APPを通じて同プロジェクトにカナダが拠出する資金50万ドルは、プロジェクトのコスト全体の50%を占め、残りの50%は、オカナガン大学とOSTECが拠出する。カナダのハーパー首相は、2009年12月にAPPプロジェクトへの840万ドルの資金投入を発表しているが、今回のプロジェクトへの資金提供はその一部となる。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 地球環境 大気環境
キーワード 温室効果ガス | 環境配慮 | 冷暖房 | カナダ環境省 | APP | 排出削減 | 建物 | 建設 | アジア太平洋パートナーシップ | オカナガン大学
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