アメリカの環境保護庁と運輸省は、2017-2025年式の乗用車・小型トラックの燃費性能と温室効果ガス排出基準の規制案を公表した。これによると、燃費性能については、1ガロン当たりの走行距離を54.5マイル相当に向上することが求められる。アメリカでは、輸送関連ガソリン車のうち、乗用車と小型トラック(多目的スポーツ車、ミニバンを含む)が60%を占めることから、今回の規制だけで、車両耐用期間全体で40億バレルの石油消費と、20億トンの温室効果ガス排出が削減されるという(燃費施策全体では、1兆7000億ドルの燃料費削減)。この規制の方針は、今年7月にオバマ大統領が発表しており、担当省庁が各種分析や、自動車メーカーや労組、環境団体らとの協議を経て規則の詳細を詰めていた。オバマ政権は2011年から燃費基準の改革を実施しており、今回の新基準を加えると、2025年には、2010年の水準に比べて温室効果ガス排出量は半減、2025年の小型トラックの燃費性能はほぼ倍になる見込みという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 燃費 | 温室効果ガス | アメリカ環境保護庁 | EPA | ガソリン | 基準 | オバマ政権 | 乗用車 | 小型トラック | 2025 |
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