アメリカ環境保護庁(EPA)は、DfE(環境配慮設計)代替物質評価プログラムを通じ、ノニルフェノール・エトキシレート類(NPE)の代替物質に関する最終報告書を発表した。NPEは、工業用として広く使用されている界面活性剤で、洗濯用洗剤などに広く使用されているが、環境中に放出されると長期にわたり残留し、水生生物への有害性が高いとされる。報告書では、EPAの基準を満たす8種の安全な代替物質を特定し、界面活性剤における有害性の評価法や安全な代替物質導入の進捗状況に関する情報等を提供。EPAでは、安全な代替物質を特定できたことで、NPEの洗剤への使用の段階的廃止やその他の使用削減に向け大きく前進したとし、今後、市民参加による技術評価等、安全な化学物質への移行を推進していくという。DfE代替物質評価プログラムは、代替物質の健康と環境に対する潜在的な影響を詳細に比較することで、各メーカーに対し、安全な化学物質の選択など、情報に基づく判断の基盤を提供している。これまでにDfEラベルの表示が認められた製品は、2700以上にのぼるという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 環境配慮設計 | 化学物質 | DfE | アメリカ環境保護庁 | EPA | 水生生物 | 界面活性剤 | 洗剤 | 代替物質 | NPE |
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