アメリカエネルギー省は、クリーンエネルギー源となるバイオマスの国内供給の可能性について詳細に検証した新たな報告書を発表した。これは、年間10億トンのバイオマス資源を国内で供給可能とした2005年の報告書を更新したもので、今回は、生産量やコスト、持続可能性について綿密な分析を加え、再生可能エネルギー需要に見合うバイオマス生産が、食料や飼料、繊維作物などの重要な農産物や林産物に影響を与えることなく実現可能かどうかを、より正確なモデルを用いて検証するとともに、郡レベルの詳細なデータを企業や政策立案者、農業従事者に提供している。報告書によると、現在の国内石油消費量の約30%を代替する約850億ガロンのバイオ燃料生産は可能であり、控えめに想定したシナリオでも、バイオマス資源は、現在の年間4億7300万トンから2030年には約11億トンに拡大可能という。また、バイオマスエネルギー源の拡大は、不耕起栽培や輪作などの農法により持続可能なかたちで実現できることも明らかになった。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | DOE | バイオマス | 持続可能 | 報告書 | クリーンエネルギー | 食料 | 飼料 |
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