アメリカ環境保護庁(EPA)は、化学品製造8社による、パーフルオロオクタン酸(PFOA)など長鎖フッ素化合物(LCPFCs)の排出と使用を削減する自主的取組の暫定結果を発表した。LCPFCsは数百種に及ぶ製造・産業用途があるが、有害で環境中に長期にわたり残留し、人体に蓄積する可能性もある。この対策として、EPAは2006年、デュポン、旭硝子、ダイキン、ダイニオン(3M)など業界8社との連携により、アメリカ内外のPFOAとその関連化学物質の工場からの排出・製品含有量を2010年までに95%削減、2015年までに全廃を目指す「2010/15 PFOA管理計画」を開始した。今回の発表によると、ダイキン、デュポン等4社は中間目標を達成し、削減を進めている。また、150種を超す代替物質が開発されており、全参加企業が2015年末のLCPFCs全廃に向けて段階的削減に取組んでいるという。なお、プログラム不参加の企業によって生産されているLCPFCsも懸念されるため、EPAはその対策も講じるとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 企業 | 排出削減 | フッ素化合物 | 代替物質 | PFOA | パーフルオロオクタン酸 | LCPFCs |
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