(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成20年度「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト)」事業について、公募審査の結果、ソニー(株)等による共同提案を委託先として決定した(共同提案者:ソニー(株)、東芝松下ディスプレイテクノロジー(株)、シャープ(株)、住友化学(株)、出光興産(株)、(独)産業技術総合研究所、長州産業(株)、JSR(株)、(株)島津製作所、大日本スクリーン製造(株)、日立造船(株))。有機ELディスプレイは、低消費電力、高効率発光表示、広い視野角特性、高速応答性、超薄型軽量化等を同時に実現する次世代ディスプレイ技術として期待されているが、現状では大型化の製造技術が開発されていない。同プロジェクトでは、2010年代後半に40インチ以上かつ低消費電力の有機ELディスプレイが量産実用化されることを目指し、基盤技術を開発する。