(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、フランス・リヨン市においてスマートコミュニティ実証事業として再生可能エネルギーを利用した電気自動車(EV)カーシェアリング実証試験を開始したと発表した。この実証事業は、フランスのリヨン都市共同体(グランリヨン)が進めている「コンフルエンス地区の都市再開発」と連携する形で、NEDOが実施するリヨンスマートシティプロジェクトの一環として取り組むもの。今回、リヨン市において、交通渋滞や駐車場不足の解消と、低炭素化を実現する次世代の交通システムの構築を目的に、市民参加型のEVカーシェアリングの実証を開始した。EV30台と太陽光発電(PV)と連携した充電インフラを用いて、PVの発電電力を電力系統に負荷をかけずに効率的にEVに充電することにより、CO2削減に寄与できる先進的なスマートコミュニティ技術を実証する。実証期間は、2013年10月から2015年12月まで。