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 (株)フジタ、維持管理不要でアオコの発生抑制と水質改善可能な浄化技術を確立

発表日:2013.12.02


  (株)フジタは、維持管理不要でアオコの発生抑制と水質改善可能な浄化技術を確立したと発表した。同社の「フェスタ工法」(水質浄化技術)は、動力も薬剤も使用せず、多様な生物の共生により湖沼や池の水質を浄化する低炭素技術で、従来工法では抽水植物や沈水植物を植栽した植生浮島を使用して水辺生態系を創出・再生し、湖沼やため池などの水質浄化を行っていた。しかし、沈水植物再生型の工法は刈取りや食害対策等の生育管理が必要になり、維持管理コストや水上作業の安全性が普及上の課題となっていた。今回、神奈川県厚木市のゴルフ場内の修景池において、抽水植物のみを用いた維持管理不要型の工法を池全体の浄化に適用する実証試験を実施し、水域面積の5%の量の浮島(一般的な浮島を使用する浄化方法で用いる1/4程度の数量)で富栄養水域のアオコの発生を抑制し、水質改善効果を持続できることを実証した。同社では今後、湖沼やため池、都市公園や民間施設の池などの水質改善や水辺生態系の保全に提案していくという。

情報源 (株)フジタ ニュース
機関 (株)フジタ
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード 生態系 | 水質浄化 | フジタ | 低炭素 | 実証実験 | 技術 | アオコ | 浮島 | 抽水植物
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