長崎県は、同県内における平成23(2011)年度の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。これは、同県における地球温暖化対策を推進するため、環境省が定めた「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(第1版)」(平成21年6月)に基づき算定されたもの。平成23年度の温室効果ガスの総排出量は1,012万トン-CO2となり、基準年(平成2年度)と比べると80.6万トン-CO2(8.7%)増加し、前年度と比べると110.2万トン-CO2(12.2%)増加した。また、平成23年度の二酸化炭素の総排出量は、936.7万トン-CO2となり、基準年と比べると101.5万トン-CO2(12.2%)増加し、前年度と比べると109.2万トン-CO2(13.2%)増加した。同県では、火力発電の増加による電力排出原単位の悪化等により、電力消費に伴う排出量が増加したことなどが、主要な要因として考えられるとしている。