長崎県は、同県内における平成24(2012)年度の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。これは、同県における地球温暖化対策を推進するため、環境省が定めた「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(第1版)」(平成21年6月)に基づき算定されたもの。平成24年度の温室効果ガスの総排出量は1056.2万トン-CO2となり、基準年(平成2年度)と比べると124.5万トン-CO2(13.4%)増加し、前年度と比べると44万トン-CO2(4.3%)増加した。また、平成24年度の二酸化炭素の総排出量は、977.0万トン-CO2となり、基準年と比べると141.8万トン-CO2(17.0%)増加し、前年度と比べると40.4万トン-CO2(4.3%)増加した。同県では、火力発電の増加による電力排出原単位の悪化等により、電力消費に伴う排出量が増加したことなどが、主要な要因として考えられるとしている。