(株)富士経済は、EV・HVなどの電動自動車向け電池の開発強化をはじめ、動きが活発となっている電池および電池材料の世界市場を調査し、報告書「2011電池関連市場実態総調査 上巻・下巻」にまとめた。同報告書によると、日系電池メーカーが続々と増産体制を整える一方、海外電池メーカーも大型投資による増産を行っており、価格競争の激化により、電池/電池材料とも大幅に販売価格が低下。市場規模は、一次電池が2010年に1兆2,472億円、2015年には1兆2,544億円となり、二次電池は、2010年に4兆4,498億円、2015年には2010年比1.47倍の6兆5,740億円となる見込み。また、自動車分野では、2009年より電動自動車へのリチウムイオン二次電池の搭載が本格的に始まっており、今後、ニッケル水素二次電池からリチウムイオン二次電池へのシフトが進むと予想している。さらに、リチウムイオン二次電池材料の正極・負極活物質、電解液、セパレータ等の品目は、2010年から2015年にかけていずれも2倍~3倍の高い伸びが予測されるとしている。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
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機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ニッケル水素電池 | リチウムイオン電池 | 電気自動車 | EV | 富士経済 | 二次電池 | HV | 一次電池 | 世界市場 | 電池材料 |
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