環境省は、平成24年7月16日(月)・17日(火)にドイツ・ベルリンで開催された、気候変動に関する閣僚級会合(ペータースベルク気候対話III)の結果について公表した。同会合では、ドーハでのCOP18で目指すべき成果とそれに向けた道のり、2020年以降の新たな枠組みの姿、各国の取組の強化、などの論点について、率直かつ建設的な議論が行われた。ドーハでのCOP18で目指すべき成果については、京都議定書第2約束期間の設定やAWG-LCAにおける議論の集約、2015年までの合意に向けたADPの議論の前進等が挙げられた。また、2020年以降の新たな枠組みの姿と各国の取組の強化については、2℃目標とのギャップを埋めるために世界全体で更なる努力が必要であるとの認識が参加者間で共有されるとともに、気候変動枠組条約や京都議定書が合意された1990年代と現在との状況の違いや、衡平性の確保に関する考え方、新たな枠組みの要素等について議論が行われた。