新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合は、太陽エネルギーを利用した光触媒による水からの水素製造(人工光合成の一種)で世界最高レベルの太陽エネルギー変換効率2%を達成したと発表した。日本の化学産業は、製造原料として化石資源を大量に消費し、二酸化炭素排出量も日本の製造業中約16%を占めている。そのため、太陽エネルギー等の再生可能エネルギーを活用し、化石資源に頼らない革新的な化学品の製造技術が求められている。今回、光触媒開発において、可視光領域の光を吸収する水素発生用光触媒と酸素発生用光触媒材料を高性能化し、さらに組合せの最適化を図った結果、太陽エネルギーを利用した光触媒による水からの水素製造で世界最高レベルとなる太陽エネルギー変換効率2%を達成した。今後、2021年度末を目標とするエネルギー変換効率10%の達成を目指すとともに、並行して開発を進めている分離膜技術と合成触媒技術を組み合わせることにより、新たな基幹化学品製造基盤技術を確立するという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 光触媒 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | CO2排出量 | エネルギー変換効率 | 太陽エネルギー | 水素製造 | 化石資源 | 人工光合成 | 人工光合成化学プロセス技術研究組合 |
関連ニュース |
|