科学技術振興機構(JST)は、ベルモント・フォーラム2014年CRA(国際共同研究)「持続可能性のための北極観測と研究」における新規課題を決定したと発表した。ベルモント・フォーラムは、地球の環境変動研究を行う世界の主要先進国や新興国のファンディングエージェンシー(研究支援機関)および国際的な科学評議会の集まり。さまざまな分野において同時並行的に共同研究活動(CRA)を設定。多国間(3ヵ国以上)の共同提案を募り、合同で選考を行い、採択した課題についてそれぞれの国の分担研究をその国のファンディングエージェンシーが資金支援している。今回、「持続可能性のための北極観測と研究」分野において、以下の2課題を支援することを決定した。1)気候変動下における北極海洋システムの回復力と適応力(RACArctic)、2)東部ロシア北極域永久凍土上の生態系と都市と村落の炭素収支(COPERA)。採択課題は平成27年4月より支援を開始する予定で、研究期間は3~5年間である。