凸版印刷(株)は、バイオマスポリエチレン(バイオマスPE)を使用した医薬品向け易開封パッケージを開発し、2015年7月から販売を開始すると発表した。バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を用いた持続的に利用できる再生可能資源で、石油など化石資源の使用量やCO2排出量の削減が期待できることから、環境に配慮した材料として注目されている。今回開発した製品は、バイオマスPEを使用しながら易開封性を実現したラミネート包装材。印刷基材となる最表面のPETフィルムのみにミシン目加工を施す技術を活用することにより、内側のバリア層に影響を与えることなく、開けやすいパッケージを開発。これにより、医薬品錠剤やカプセル剤などに使用されるPTP包装などの外装材として、手でまっすぐ開けられるバイオマスPEパッケージを実現した。同製品の価格は、従来の石油由来製品を使用した易開封パッケージと比較して、約1割のコストアップになるという。
情報源 |
凸版印刷(株) ニュースリリース
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機関 | 凸版印刷(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオマスプラスチック | 凸版印刷 | CO2排出量 | パッケージ | バイオマスポリエチレン | PE | 包装材 | 化石資源 |
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