凸版印刷(株)は、バイオマスポリエチレン(バイオマスPE)を使用した高耐久性産業用シートを開発し、2016年4月から販売を開始すると発表した。バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を用いた資源で、石油など化石資源の使用量やCO2排出量の削減が期待できることから、環境に配慮した材料として注目されている。今回開発した製品は、バイオマスPEを使用しながら屋外での長期使用でも変退色や強度変化が極めて少ない産業用シート。原材料にバイオマスPEを使用することにより、石油由来のポリエチレンを使用した場合と比較してCO2排出量を約30%削減できる。また、同社が従来培ってきたプラスチック製品への表面加工技術により、従来のブルーシートと比較し5倍以上の耐久性がある。さらに耐水性にも優れているため、袋状に加工することで液体輸送にも使用できるという。同社では、建築業界や物流業界向けの産業用途のほか、企業や自治体などの災害・備蓄用途としても拡販していくという。
情報源 |
凸版印刷(株) ニュースリリース
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機関 | 凸版印刷(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオマスプラスチック | 凸版印刷 | CO2排出量 | 耐久性 | バイオマスポリエチレン | PE | 耐水性 | 化石資源 |
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