(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構は、インドネシア政府と共同で進めている「太陽光発電を可能な限り活用する電力供給システム」を完成させ、2008年12月6日にインドネシア・バンドンで竣工式を開催したと発表した。同システムの竣工後、実際の工場において、電力系統で短時間停電、瞬時電圧低下、周波数変動が発生した場合でも、重要負荷を瞬時に電力系統から切り離して自立運転へ移行するとともに、重要負荷へ高品質な電力を供給する制御方式を開発し実証・評価を行う。同事業の成果は、今後の太陽光発電利用の高度化、特に産業分野への展開に向けて大きな意義を有するもので、インドネシア国における太陽光発電の利用促進にも貢献することが期待されるという。