川崎重工業(株)は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)から、同社が運営する新宿地域冷暖房センター向けに、発電容量1.5万kWのガスエンジン・コージェネレーションシステムを受注したと発表した。新宿地域冷暖房センターは、新宿新都心地区にある都庁舎や高層ビル、ホテル等に、冷暖房や給湯用の熱を専用導管で供給する世界最大級の地域冷暖房センター。2012年12月からは、既設のガスタービンコージェネレーションシステムから東京都庁舎への電力供給を開始している。今回、受注したシステムは、発電出力7,800kW、世界最高の発電効率を誇る自社開発のガスエンジン2基からなるコージェネレーションシステム。システムから発生する電気は新宿地域冷暖房センターおよび新宿パークタワービルへ供給され、排熱は地域冷暖房用の熱源として利用されるという。なお、運転開始は2017年の予定。