長崎県は、同県内における平成25(2013)年度の温室効果ガス排出量(速報値)を公表した。これは、同県における地球温暖化対策を推進するため、環境省が定めた「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(第1版)」(平成21年6月)に基づき算定されたもの。平成25年度の温室効果ガスの総排出量は1041.6万トン-CO2となり、基準年(平成2年度)と比べると149.3万トン-CO2(16.7%)増加し、前年度と比べると9.1万トン-CO2(0.9%)減少した。また、平成25年度の二酸化炭素の総排出量は、951.0万トン-CO2となり、基準年と比べると146.3万トン-CO2(18.2%)増加し、前年度と比べると8.8万トン-CO2(0.9%)減少した。同県では、前年度から二酸化炭素が減少した主な要因として、産業部門における燃料油消費量や運輸部門における軽油消費量が減少したことなどが挙げられるとしている。