東京ガス(株)、大阪ガス(株)及び東邦ガス(株)は、ヤンマーエネルギーシステム(株)と共同で、小型ガスコージェネレーションシステムの新製品を開発し、平成28年4月から販売を開始すると発表した。今回のシステムは、現行の35kwコージェネで採用されているリーンバーン方式に比べて、排気量が少なく、発電出力が大きいストイキ燃焼方式を採用している。その結果、現行の25kwコージェネに使われているエンジンサイズで出力を35kWまで向上することに成功し、屋内設置性と総合効率の向上が図られた。設置スペースは現行の35kwコージェネに比べて約3割削減され、小型コージェネとしてはトップクラスの総合効率88%を実現したと報告されている。また、システム本体の分割を可能としたことで、搬入性の向上が図られ、放熱式ラジエータで冷却する空冷式に加えて、既設の冷却設備と接続して冷水で冷却する方式(水冷式、ラジエータレス仕様)が追加されたため、設置できる場所が広がったという。