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 三菱電機(株)、太陽光発電システム用100kWパワーコンディショナで97.5%の変換効率を達成

発表日:2009.02.18


  三菱電機(株)は、太陽電池が発電する直流電力を交流電力に変換する太陽光発電システム用パワーコンディショナの変換効率を向上し、100kWのパワーコンディショナで、業界最高の97.5%(同社調べ)を達成したと発表した。今回同社は、家庭用パワーコンディショナで実用化した階調制御型インバーター技術を適用。階調制御型インバーターは、階段状の擬似正弦波を出力するため一般的なPWM方式(パルスの時間幅によって出力電圧を制御する方法)と比較して、出力波のひずみの要因となる高周波の電圧振幅が小さくなり、パワー半導体のスイッチング損失やフィルターでの損失が低減される。これにより、パワーコンディショナ全体の損失を低減し、変換効率で業界最高の97.5%を達成した。また、小型のDC/DC昇圧器により、従来必要とされていた出力側の昇圧トランスをなくし、業界トップクラスの小型化(約1.8m3)を実現した。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | 三菱電機 | 交流 | 変換効率 | パワーコンディショナ
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