福岡県は、廃食用油の全量資源化に向けたバイオディーゼル燃料(BDF)製造および副生グリセリンの用途開発の概要を発表した。この取組は、同県が設立した福岡県リサイクル総合研究事業化センター、福岡大学産学官連携研究機関 資源循環・環境制御システム研究所、(株)フチガミ、クボタ環境サービス(株)による共同研究プロジェクトの成果。実証実験により、廃食用油のBDF化工程で副生するグリセリンを、原料油や水分が混入した状態で分離し、し尿処理施設における脱窒素工程に利用できることが確認された。グリセリン含有水層は、従来の脱窒剤(50%メタノール)と同等の処理が可能で、低価格で、既存の施設に容易に導入できるという。また、このシステムにより、市町村における既存のし尿処理施設の大幅な処理費削減が期待できるという。
情報源 |
福岡県 記者発表資料
(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センター プレスリリース(PDF) |
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機関 | 福岡県 (公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センター 福岡大学産学官連携研究機関 資源循環・環境制御システム研究所 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | BDF | グリセリン | バイオディーゼル燃料 | クボタ環境サービス | 廃食用油 | 福岡県 | 有効利用 | 福岡大学 | フチガミ |
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