三菱マテリアル(株)と(株)麻生は、焼却飛灰のセメント資源化事業を行う共同事業会社を、2017年4月3日に設立したと発表した。三菱マテリアルでは、最終処分場の容量確保に大きく寄与する焼却飛灰のリサイクル利用を目的として、焼却飛灰中の塩素をセメント資源化が可能となる低濃度まで洗浄する技術を開発している。今回の新会社「北九州アッシュリサイクルシステムズ(株)」は、旭硝子(株)北九州事業所敷地内(福岡県北九州市)の一部を賃借し設立された。新会社で洗浄した焼却飛灰は、三菱マテリアルのセメント工場である九州工場をはじめ、近隣のセメント工場でリサイクル利用するという。今後、2017年5月頃に建設工事に着手し、2018年4月から事業開始(営業運転)する予定である。