東京工業大学は、藻類からオイルを抽出した残渣に含まれる糖質成分から化学品原料を合成する新たな化学変換プロセスを開発したと発表した。藻類の細胞内からバイオオイルを抽出した残渣には、デンプンを主とした糖質成分が含まれている。今回の研究は、残渣に含まれているアミロースやアミロペクチンなどの糖質成分を、メタノール溶液中(160℃、24h)で、2種類の均一系スズ触媒を用いて、医薬品合成の有用中間体であるレブリン酸メチル等を合成できることを見出したもの。また、レブリン酸メチルとともに、生分解性ポリマーの原料である乳酸メチルも、一段階で、高収率に化学変換できるという。
情報源 |
東京工業大学 プレスリリース(PDF)
東京工業大学 プレスリリース |
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機関 | 東京工業大学 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオ燃料 | バイオマス | 東京工業大学 | 藻類 | 残渣 | 化学品 | 有効利用 | レブリン酸メチル | 乳酸メチル |
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