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 JAMSTECなど、数値シミュレーションを活かし、適応策として海風の有効性を発表

発表日:2017.05.19


  海洋研究開発機構(JAMSTEC)と横浜国立大学は、数値シミュレーションの結果に基づき、適応策への海風の有効性について発表した。両者は、横浜市の暑熱環境等について共同研究を推進しており、「みなとみらい21」地区内の都市公園の改修工事に伴う気温変化についてシミュレーションを実施した。今回、3次元の放射計算や樹木の蒸散効果を取り込めるシミュレーションモデル「MSSG」を用いて、樹木本数の増加や保水性舗装の設置による気温を下げる効果を評価したところ、公園の上空を吹いている比較的涼しい海風が機能していることが明らかとなった。改修後の公園内の平均気温は、改修前に比べて約0.6~0.7°C降下し、シミュレーションの解析結果と気象観測の結果が一致していることが確認された。これらの成果を踏まえて、引き続き、同地区の未利用地区の開発時における熱環境からのエリアマネジメントへの提言を行うなど、横浜市の専門委員会を通じて協働していくという。

情報源 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
横浜国立大学 プレスリリース
機関 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 横浜国立大学
分野 地球環境
自然環境
キーワード 海洋研究開発機構 | 気温 | シミュレーション | 適応 | 都市公園 | 横浜市 | JAMSTEC | 横浜国立大学 | 暑熱環境 | 海風
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