新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と(株)IHIは、水中浮遊式海流発電システムの実証試験を完了したと発表した。同システムは、海底に設置した錘(シンカー)に係留し、波浪の影響を受けずに、海流の流れに応じてタービン水車を回転させることで発電する仕組み。今回の実証試験では、2017年8月に鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海域に、100kW級実証機「かいりゅう」を設置し、発電性能や姿勢制御システムの検証などを行った。その結果、最大約30kWの発電出力が得られたほか、水中姿勢を安定させるための自律制御システムの性能確認や設置および撤去工事の方法等、今後の実用化に向けたデータを取得できた。また、実証試験に先立ち実施した曳航試験では、定格出力100kWの出力を達成した。今回の実証試験により得られたデータを活用し、2020年以降の実用化を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース
(株)IHI ニュースリリース |
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) (株)IHI |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | IHI | 鹿児島県 | 海流発電 | 黒潮 | 浮遊式 |
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