国立環境研究所は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)・東北大学・ロシア科学アカデミー・ロシア水文気象環境監視局と共同で、西シベリア低地(北極海、エニセイ川、アルタイ山脈、ウラル山脈に囲まれた平原)の上空のメタン濃度の変化傾向について、航空機を使った定期的な大気サンプリング(20年以上毎月、高度0.5~7km)の結果などを解析した。その結果、1)同地域全体のメタン濃度は長期的に増加し続けているが、2)北部では濃度変化の程度が高層と低層で異なることを明らかとした。また、大気化学輸送モデルを用いたシミュレーションにより、3)ヨーロッパ起源のメタン濃度の減少傾向が観測され、4)南部はヨーロッパの濃度変化の影響を受けにくいということが示唆されたという。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
東北大学 プレスリリース |
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機関 | 国立環境研究所 東北大学 海洋研究開発機構(JAMSTEC) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 海洋研究開発機構 | 国立環境研究所 | 東北大学 | メタン | ロシア | 観測 | 航空機 | シベリア | JAMSTEC | 大気化学輸送モデル |
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