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 積水化学など、廃棄物を分別せずにエタノール変換する技術の実用化に向けた取組を開始

発表日:2017.12.06


  積水化学工業(株)と米国ランザテック社は、廃棄物を分別することなくエタノールに変換する生産技術を開発した。同技術は、廃棄物の雑多・不均質であり、含まれる成分・組成の変動が大きいことによる、扱いの難しさを解決するため、1)雑多なごみを化学的組成が単一の原料に変換する「ガス化技術」、2)「微生物触媒」によるエタノールの生産と、それを具現化するための「ガス精製技術」、3)ごみ中の成分変動にアジャストしてエタノールを生産する「培養コントロール技術」、を組み合わせたもの。オリックス資源循環(株)のごみ処理施設(埼玉県寄居町)の構内にパイロットプラントを建設し、実際に収集した一般廃棄物・産業廃棄物等を使用した実証を2014年より3年間、実施した結果、極めて高い生産効率でエタノール化することに成功した。今後は、2019年度に実用プラント稼働を目指すという。

情報源 積水化学工業(株) プレスリリース
機関 積水化学工業(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード 微生物 | 産業廃棄物 | 廃棄物 | 一般廃棄物 | 積水化学工業 | ガス化 | エタノール | オリックス資源循環 | ランザテック社
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