農林水産省は、バイオマスタウン構想(第22回)を公表した。今回公表されたのは、山梨県笛吹市と京都府京丹後市の新構想と、北海道厚沢部(あっさぶ)町における構想の変更について。笛吹市では、すでに実施してきた果樹剪定枝のチップ化や家庭生ごみの堆肥原料化、学校廃食油のBDF化に加え、新たに里山の間伐材や旅館組合の植木屑等を収集し、将来的にはバイオマスセンターの整備を計画している。京丹後市では、バイオガス発電や廃食油のBDF化、木質バイオマスを利用したプラスチック化事業に取り組む。厚沢部町では、焼酎製造工場から排出される焼酎かすをガス化し、ハウス栽培の暖房燃料や発電などに利用する。今回で、全国のバイオマスタウン構想公表市町村は104となった。