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 環境省、全国のニホンジカ等の個体数推定結果などを更新

発表日:2018.10.02


  環境省は、全国のニホンジカとイノシシの個体数推定結果などを更新した。同省と農林水産省は、平成25年に「ニホンジカ、イノシシの個体数を2023年度までに半減」する目標を掲げ、ニホンジカ等を集中的かつ広域的に管理を図る必要がある鳥獣に指定し、都道府県における捕獲等事業を支援している。一方、同事業の推進においては「科学的・計画的な管理」が必要であることから、同省は「統計手法(階層ベイズモデル)」を用いた個体数の推計や、捕獲率(当該年度の捕獲数÷前年度の推定個体数)を考慮した将来予測を行っている。平成28年度末時点、全国(本州以南)のニホンジカの推定個体数は約272万頭(中央値)、イノシシは約89万頭(中央値)と算定され、2023年度の生息数は1)捕獲率維持シナリオの場合は207万頭、2)捕獲率1.45倍(平成29年度比)シナリオの場合は117万頭と予測された。なお、北海道(ニホンジカ個体数のみ)については、本州以南とデータ形式の異なる方法で推定されており、約47~55万頭という幅のある算定結果が示されている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 階層ベイズモデル | 将来予測 | 指定管理鳥獣 | ニホンジカ | イノシシ | 捕獲等事業 | 科学的・計画的な管理 | 捕獲率
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