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 環境省、全国のニホンジカの密度分布図を作成

発表日:2015.10.09


  環境省は、平成26年度当初における全国のニホンジカの密度分布図を作成したと発表した。これは、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律」(改正鳥獣法)に基づく指定管理鳥獣捕獲等事業の推進に向けて、都道府県による科学的・計画的な鳥獣の管理を支援するため、昨年度実施した都府県別の個体数推定及び生息分布の拡大状況調査を踏まえたもの。ニホンジカの生息密度は、関東山地から八ヶ岳、南アルプスにかけての地域や近畿北部、九州で高い状態であると推定された。また、ブロック別でみると、近畿・九州地方では、ほぼ全域で密度が高い状態であるが、東北・関東・中部・中国地方などでは、密度の高い地域と低い地域があった。都府県内でも、密度が高い場所と低い場所があり、地域的な密度の濃淡があることが分かった。これらの結果は、都府県において、ニホンジカの科学的・計画的な管理に活用され、指定管理鳥獣捕獲等事業の積極的な実施につながることが期待されるという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 鳥獣保護 | 分布図 | 鳥獣保護法 | 指定管理鳥獣 | ニホンジカ
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